こんにちは 杉田せつ子です      

バロック・ヴァイオリン...
いわゆるオリジナル楽器に
昔がそうであったように、羊の腸で作られた弦を張り
求める表現に合わせて 弓の形状も選び演奏しています
ストラディヴァリやグァルネリなど
弦楽器の名器が数多く製作された当時のセッティング
当時、ネック(棹)は現代よりも少し短く
楽器内部に備えつけられた力木は少し太く短く
そして弦を頂く駒は今より随分と分厚く低い
そんな楽器でした

弾き心地といえば、、
柔らかな身体で柔らかな表現を
張りつめれば緊張感のある表現を
悲しみに満ちた心で悲しい音色を
喜びに溢れる身体で喜びの音色を
本来のヴァイオリンは、こんなにも自然で繊細な感度を備えていた...
だからこそ嘘がつけない
心が一瞬 ふわりとたじろぐほどに、素直な楽器だったのだと知りました

けれど
音色と身体が一体になる...
弾き手にとってそれは 元来とても心地の良いもの

バロック・ヴァイオリンの世界を知って
10年が過ぎ、今もまだ新たな発見が続いています

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杉田せつ子(略歴)

福岡県北九州市生まれ。小学校から高校生までを四国の香川県で過ごし、現在は東京都在住。

東京藝術大学音楽学部(器楽科ヴァイオリン専攻)を卒業後、ウィーン国立音楽大学に留学。名誉教授フランツ・サモヒル氏の薫陶を受ける。
これまでに、中村正男、神崎初美、田渕洋子、井上武雄、徳永二男、澤和樹、浦川宜也、エンリコ・オノフリ、の各氏に師事。
日本室内楽コンクール入選、パルマ・ドーロ国際音楽コンクール最高位入賞。1996年から2010年まで茨城大学教育学部音楽科にて講師を務める。
現在チパンゴ・コンソート主宰。

2005年秋、エンリコ・オノフリ氏との出会いにより、バロック・ヴァイオリン(オリジナル楽器/ピリオド楽器)を使用しての演奏の大きな魅力に開眼し、以来バロック音楽の演奏を活動の中心に置く。

翌2006年以降、 2013年までのオノフリ氏が首席指揮者を務めた期間に、ポルトガルの古楽オーケストラ、ディヴィーノ・ソスピーロで、多くの公演や録音(CD/モーツァルトのシンフォニー40番など)で演奏した。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでの同団体の来日公演にも参加し大反響を呼んだ。それを機に、日本でのエンリコ・オノフリ招聘のプロジェクトが開始される。

2007年、オノフリ氏命名の古楽プロジェクト“Cipango Consort(チパンゴ・コンソート)”を立ち上げる。オノフリの演奏に感銘を受けた演奏家が集い、自主運営の方法を模索しながらイタリア・バロックを中心に活動を展開。オノフリの来日公演や共演公演を企画運営する。

2008年第5回ヘンデル・フェスティバル・ジャパン公演にて、コンサート・マスターとしてエンリコ・オノフリと共演。
この年に録音されたエンリコ・オノフリの独奏アルバム「バロック・ヴァイオリンの奥義」においては、
収録された唯一の二重奏曲、テレマンのガリヴァー組曲で第2ヴァイオリン奏者として共演。フランスのディアパゾン誌上で賞賛されるなど話題となった。

2009年に行われた紀尾井ホールでのオノフリ来日公演は、ライヴ・レコーディングCD「愛をこめて」(エンリコ・オノフリwith チパンゴ・コンソート:スペシャル・ゲスト 森麻季) としてリリースされ、CDジャーナル誌上で2011年ベスト5の特集に選出されるなど、多方面より高評を得る。2011年に行われたエンリコ・オノフリ with チパンゴ・コンソートの公演では更に大きな反響を呼び、CDジャーナル、モーストリー・クラシック、音楽の友、などの音楽関係各誌上において年間ベスト10 やベスト5のコンサートとして選出されるなどした。
同年、NHK-FM「午後のリサイタル」にチェンバロの中野振一郎氏と共に出演。
有田正広指揮 クラシカル・プレイヤーズ東京に参加。

2010年は、福岡古楽祭にエンリコ・オノフリと共に参加、コンサートマスターをつとめ、東京でのリサイタル公演で共演。
北とぴあ国際音楽祭の参加公演として、尺八奏者 藤原道山氏と「カステッロのソナタ」や「六段」を東西の古楽器によって共演するなど、異色のコラボレーションも積極的に行う。

2011年震災の年にも エンリコ・オノフリwith チパンゴ・コンソート Live in Japan 2011を大成功させ、
折しもSNS上での話題も甚大なものとなり、ひときわ大きなその反響の様子は、音楽関係者のみならず更なる話題となった。

2012年には、アルカンジェロ・コレッリの作品5の全曲を中心に据えたプログラム(全4回)を東京/茨城 にてチェロの懸田貴嗣氏と行う。

2013年3月には再びエンリコ・オノフリwith チパンゴ・コンソートの公演を行い、その模様がNHK-BSテレビ 「クラシック倶楽部」及びNHK-FM「ベストオブクラシック」にて放送され更に話題となった。
さらに、没後300年のアニヴァーサリー年として、アルカンジェロ・コレッリの作品第5番/ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ全12曲演奏会を、バロック・チェロの懸田貴嗣,チェンバロの桒形亜樹子,渡邊孝,バロック・ハープの西山まりえ,リュートの高本一郎の各氏と共演した。

また同2013年、 濱田芳通氏主宰の古楽アンサンブル アントネッロの モンテヴェルディ オペラ・フレスカシリーズに、
音楽寓話劇「オルフェオ」、2014年には歌劇「ウリッセの帰還」にコンサートマスターとして参加。好評を得る。

平素イタリア・バロックを中心に演奏を行うが、2013年よりチェンバロの桒形亜樹子氏と定期的にバッハ・チクルスを続行中。

2014年は6月にエンリコ・オノフリ バロック・ヴァイオリン リサイタル 「〜趣味の混淆〜」 にて再びオノフリと共演。二重奏やトリオ・ソナタを多数演奏。
11月には再びオノフリ&チパンゴ・コンソート(16名)の共演公演、全ヴィヴァルディ公演「ヴェネツィア、霧の中の光」を開催。満員の大盛況の内に終演した。

2015年 チパンゴ・コンソートVol.1の公演としては、ドイツ、オーストリア、イギリスで活躍した音楽家のヴィルトゥオージティにテーマを求め「Magnification of Virtuosity」(妙技の波及)と題し4月に開催。Vol.2として5月23日(土)には、J. S. バッハの、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの公演を、 そしてVol.3 として J. S. バッハ 「インヴェンツィオ 〜 着想の系譜」公演を 9月29日(火)満員盛況の内に開催。年末に行ったイタリアで活躍する松永綾子と二重奏のコンサートは大好評となり、再演が望まれている。

2016年5月、アントネッロの濱田芳通氏(コルネット、リコーダー)を特別ゲストとして招き、リュートの高本一郎氏とともに「詩、そして唄への憧憬」と題しイタリア初期バロックを演奏。大好評となった。
同年秋には2年ぶりにエンリコ・オノフリを迎え、イル・ジャルディーノ・アルモニコの首席チェンバロ奏者リッカルド・ドーニと共に、兵庫県立芸術文化センター、東京文化会館、京都府立府民ホールアルティにて共演。

2017年1月、スイス在住のチェンバロ奏者 北谷直樹氏と共に、チューリヒで行われたニューイヤーコンサートに出演し賞賛を受けた。また、来たる6月には同じくスイス Rougemontで行われる古楽音楽祭「La Folia」に招聘されジョイント・リサイタルが予定されている。


これまで、音楽の友、モーストリークラシック、レコード芸術の各音楽誌など、多くの評論家からも高い評価を得て、「今注目のバロック・ヴァイオリニスト」の特集に取り上げられるなどした。
また、フランスの権威ある音楽雑誌 ディアパゾン誌上ではオノフリの「バロック・ヴァイオリンの奥義」で共演したその演奏を取り上げ「このCDの宝石」と賞賛されている。










トピックス

  • 昨年のオノフリ来日公演、 10/29 静岡音楽館AOI、10/30 兵庫県立芸術文化センター、11/1東京文化会館、11/3京都府立府民ホールアルティ の4公演、無事終わりました。誠にありがとうございました。
  • 新年2017年、スイスにて、チェンバロの北谷直樹氏との共演、大喝采をいただくことができてホッとしています。さらに精進して6月のスイスでの音楽祭、がんばります!
  • 2017年 4月22日(土) 杉田せつ子 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル を東京オペラシティ 近江楽堂で予定しています。マルコミノッツィの楽器もちょうど完成から2年を迎えます。お客様にも音色が開花し豊かになってゆくさまをお感じいただき、お言葉を頂戴することも多いです。新たな挑戦もしてまいります!

更新履歴

・2017年 2月5日 久しぶりの更新ですみません!!