こんにちは

2005年初冬...
偉大な演奏家エンリコ・オノフリとの出合いをきっかけに
バロック・ヴァイオリン...いわゆるオリジナル楽器に羊の腸を使ったガット弦を張り
バロック時代の弓での演奏を始めました

ストラディヴァリやガルネリなど
数多く弦楽器の名器が製作された当時のそのままのセッティング
切り落とし新たに付け替えられることなく、
糸巻きからボディまで 一続きのピースを保つ当時のままのネック(棹)、
そして駒も、これも当時そうであったように 現代のそれよりたいへん分厚い そんな楽器です

それまで長年ヴァイオリンを演奏してきた私でしたが
それまで、ピアノと格闘するかの演奏を繰り返していた私にとっては

「こんなにも本来のヴァイオリンは身体に自然に馴染むのだ」
「こんなにも五感に自然な表現方法があったのだ」
と、それはそれは新たな感激の連続でした

ギリシャ哲学の教えにあるとおり
音楽は人の精神に直接働きかける薬のようでなくてはならない…という、
音楽が元来 内包すべき 甚大なる力を 新たに自覚したのと同時に、
その瑞々しい音楽への心の高揚に、思わず我を忘れるほどでした

そんな一心から、オノフリ命名のもと、
チパンゴ・コンソート(Cipango Consort) を立ち上げました

さまざまな独自の企画公演や、オノフリの来日公演、共演公演を企画し、
日本の皆様にもぜひ 生命の躍動感溢れる音楽をお届けしたいと願って活動を展開しています

思い返せば、、紆余曲折、試行錯誤を経て
日々変化、進化し続ける自分でいられることを感じる時、、
過去の自分に恥じらいを覚えると共に
今日の自分に嬉しさも覚えます!

皆様に、ぜひどこかでお目にかかり
演奏をお聴きいただける日のために
これからも成長し続けてまいります!

2016年 杉田せつ子



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杉田せつ子(略歴)

福岡県北九州市生まれ。小学校から高校生までを四国の香川県で過ごし、現在は東京都在住。

東京藝術大学音楽学部(器楽科ヴァイオリン専攻)を卒業後、ウィーン国立音楽大学に留学。名誉教授フランツ・サモヒル氏の薫陶を受ける。
これまでに、中村正男、神崎初美、田渕洋子、井上武雄、徳永二男、澤和樹、浦川宜也、エンリコ・オノフリ、の各氏に師事。
日本室内楽コンクール入選、パルマ・ドーロ国際音楽コンクール最高位入賞。1996年から2010年まで茨城大学教育学部音楽科にて講師を務める。
現在チパンゴ・コンソート主宰。

2005年秋、エンリコ・オノフリ氏との出会いにより、バロック・ヴァイオリン(オリジナル楽器/ピリオド楽器)を使用しての演奏の大きな魅力に開眼し、以来バロック音楽の演奏を活動の中心に置く。

翌2006年以降、 2013年までのオノフリ氏が首席指揮者を務めた期間に、ポルトガルの古楽オーケストラ、ディヴィーノ・ソスピーロで、多くの公演や録音(CD/モーツァルトのシンフォニー40番など)で演奏した。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでの同団体の来日公演にも参加し大反響を呼んだ。それを機に、日本でのエンリコ・オノフリ招聘のプロジェクトが開始される。

2007年、オノフリ氏命名の古楽プロジェクト“Cipango Consort(チパンゴ・コンソート)”を立ち上げる。オノフリの演奏に感銘を受けた演奏家が集い、自主運営の方法を模索しながらイタリア・バロックを中心に活動を展開。オノフリの来日公演や共演公演を企画運営する。

2008年第5回ヘンデル・フェスティバル・ジャパン公演にて、コンサート・マスターとしてエンリコ・オノフリと共演。
この年に録音されたエンリコ・オノフリの独奏アルバム「バロック・ヴァイオリンの奥義」においては、
収録された唯一の二重奏曲、テレマンのガリヴァー組曲で第2ヴァイオリン奏者として共演。フランスのディアパゾン誌上で賞賛されるなど話題となった。

2009年に行われた紀尾井ホールでのオノフリ来日公演は、ライヴ・レコーディングCD「愛をこめて」(エンリコ・オノフリwith チパンゴ・コンソート:スペシャル・ゲスト 森麻季) としてリリースされ、CDジャーナル誌上で2011年ベスト5の特集に選出されるなど、多方面より高評を得る。2011年に行われたエンリコ・オノフリ with チパンゴ・コンソートの公演では更に大きな反響を呼び、CDジャーナル、モーストリー・クラシック、音楽の友、などの音楽関係各誌上において年間ベスト10 やベスト5のコンサートとして選出されるなどした。
同年、NHK-FM「午後のリサイタル」にチェンバロの中野振一郎氏と共に出演。
有田正広指揮 クラシカル・プレイヤーズ東京に参加。

2010年は、福岡古楽祭にエンリコ・オノフリと共に参加、コンサートマスターをつとめ、東京でのリサイタル公演で共演。
北とぴあ国際音楽祭の参加公演として、尺八奏者 藤原道山氏と「カステッロのソナタ」や「六段」を東西の古楽器によって共演するなど、異色のコラボレーションも積極的に行う。

2011年震災の年にも エンリコ・オノフリwith チパンゴ・コンソート Live in Japan 2011を大成功させ、
折しもSNS上での話題も甚大なものとなり、ひときわ大きなその反響の様子は、音楽関係者のみならず更なる話題となった。

2012年には、アルカンジェロ・コレッリの作品5の全曲を中心に据えたプログラム(全4回)を東京/茨城 にてチェロの懸田貴嗣氏と行う。

2013年3月には再びエンリコ・オノフリwith チパンゴ・コンソートの公演を行い、その模様がNHK-BSテレビ 「クラシック倶楽部」及びNHK-FM「ベストオブクラシック」にて放送され更に話題となった。
さらに、没後300年のアニヴァーサリー年として、アルカンジェロ・コレッリの作品第5番/ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ全12曲演奏会を、バロック・チェロの懸田貴嗣,チェンバロの桒形亜樹子,渡邊孝,バロック・ハープの西山まりえ,リュートの高本一郎の各氏と共演した。

また同2013年、 濱田芳通氏主宰の古楽アンサンブル アントネッロの モンテヴェルディ オペラ・フレスカシリーズに、
音楽寓話劇「オルフェオ」、2014年には歌劇「ウリッセの帰還」にコンサートマスターとして参加。好評を得る。

平素イタリア・バロックを中心に演奏を行うが、2013年よりチェンバロの桒形亜樹子氏と定期的にバッハ・チクルスを続行中。

2014年は6月にエンリコ・オノフリ バロック・ヴァイオリン リサイタル 「〜趣味の混淆〜」 にて再びオノフリと共演。二重奏やトリオ・ソナタを多数演奏。
11月には再びオノフリ&チパンゴ・コンソート(16名)の共演公演、全ヴィヴァルディ公演「ヴェネツィア、霧の中の光」を開催。満員の大盛況の内に終演した。

2015年 チパンゴ・コンソートVol.1の公演としては、ドイツ、オーストリア、イギリスで活躍した音楽家のヴィルトゥオージティにテーマを求め「Magnification of Virtuosity」(妙技の波及)と題し4月に開催。Vol.2として5月23日(土)には、J. S. バッハの、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの公演を、 そしてVol.3 として J. S. バッハ 「インヴェンツィオ 〜 着想の系譜」公演を 9月29日(火)満員盛況の内に開催。年末に行ったイタリアで活躍する松永綾子と二重奏のコンサートは大好評となり、再演が望まれている。

本年5月には、アントネッロの濱田芳通氏(コルネット、リコーダー)を特別ゲストとして招き、リュートの高本一郎氏とともに「詩、そして唄への憧憬」と題しイタリア初期バロックを演奏。大好評となり、この三名での再演を望む声も高く今後への期待も高い。

これまで、音楽の友、モーストリークラシック、レコード芸術の各音楽誌など、多くの評論家からも高い評価を得ている。

本年 秋に2年ぶりにオノフリを迎え、イル・ジャルディーノ・アルモニコの首席チェンバロ奏者リッカルド・ドーニと共に、チパンゴ・コンソートのメンバーでの共演を予定している。








トピックス

  • 今年のオノフリ祭りは 10/29 静岡音楽館AOI、10/30 兵庫県立芸術文化センター、11/1東京文化会館、11/3京都府立府民ホールアルティ の4公演!!!
  • 東京以外は、全て各ホール様のご主催公演です。プログラムもそれぞれ少しずつ違います。ぜひお楽しみください!!!
  • 2017年 1月8日と、6月5日に スイスにて、チェンバロの北谷直樹氏と共演します♪ とても楽しみです!
  • 2017年 4月22日(土) 杉田せつ子 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル を東京オペラシティ 近江楽堂で予定しています。マルコミノッツィの楽器もちょうど完成から2年を迎えます。音色の変化も私自身で興味深く、新たな挑戦もしてまいります!

更新履歴

・ 10/25